本気で戦い本気で負けて

ライダーハウスは閉業してます。友達だけ無料で泊めてます。

仕事が終わって、家に変えると「2泊だけ良いっすか?」と旅人がいた。「だめだ」と断った。「やっぱりなー、そんな気がしたんだよなー」と言う。

「電話したら、断られると思って、しなかったんだよー」と彼は言った。私は、その言葉に幼児性を感じた。子供の汚い戦略。相手の良心の呵責を狙った、無意識の立ち振舞。スーパーで駄々をこねる子供と一緒だ。いきなり夜訪問すれば、夜遅いから、きっと追い出されないだろう。そんな作戦に吐き気がした。

彼を大人にしなければいけない。でも、正面から説教しても、スルリ、逃げていくだろう。20歳を超えた子供の保身は、それぐらいガードが厚いからだ。全てに対して、斜に構えて、失敗や敗北から逃げている。例えるなら、金を賭けない麻雀と一緒で、負けたところで痛くもないから強くならない。言い訳ばかりうまくなっていき、根性や責任を背負うこと無く、子供のまま大きくなっていく。本気で戦うことをしないから、本気で負けることはない。悔しさを感じない。失敗をしない。肌が泡立つような屈辱を感じることもないし、乗り越えようとする壁も見えない。そんなヤツは豚だ。精神的な豚。エサ箱から離れられない、豚野郎だ。本物の豚はかわいくて、知的な生き物だけど、人間の豚野郎は見るに耐えない。精神の贅肉をたっぷりと付けて、子供のままのつるぺたな肌のまま、ブクブクと太って自由を失っていく。

そんな気持ちを込めて「気合い入れて生きろ!」といって放り出した。

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