左手はあけておけ

今の工場があと1週間で閉まる。今シーズンの仕事が終わるのだ。たった2か月だけど、とても濃密で面白い仕事だった。最初は何をどうすればいいか、まったくわからない状態で始まり、今ではボタンをポンポン押して、工場を稼働させることができる。経験値を積み重ねたのだ。それが、いったんリセットになるのは、すこし悲しい。まあ、来年もあるけどね。

仕事の流れがなんとなくつかめてきたころ、体が重い日があった。栄養ドリンクを飲んでなんとか出勤する。いつものように気合いが入らない。正直だるい。仕事めんどくさい。すると、変化が起こった。

いつもいる工場の隅々が見えるような感覚になったのだ。あれ、なんだろう?まるで、自分の部屋のようだった。ああ、リラックスしているのだ。気合いが入っていない状態は、仕事が始まって初だった。こんな感じで良いんだ・・・と感動した。気合いを入れても、機械を上手に動かすことはできない。気合いなんて仕事の邪魔なのだ。

あーあーと秋の空を見上げながら仕事をする。特に大変なことはない。リーダーが休みだったので、今日は師匠が助っ人できていた。師匠は65歳。仕事はライスだけ。「冬はどうしてるんですか?」「なんもしてねえ、雪はねと読書かな」理想的だと思った。

私も、晴耕雨読のような生活がしたい。夏は労働、冬は読書。それでいいじゃないか。もし、やりたいことが生まれたら、冬にやればいい。何かが来た時に、掴める状態でありたい。左手はあけておけと思う。働くのは右手だけで十分だ。

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元ライダーハウス蜂の宿管理人のブログ

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