航くんの死によせて

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多くのライダーとかかわってきた。航くんは数年前、春先のまだ数少ないライダーの1人で、その時ちょうどやってきた3人のライダーと仲良く酒を飲んだり、カラオケをしたりしていた。彼が白血病で旅を中断したというのはそれから2週間もたたないぐらい、最北端のあたりだったと思う。それから、彼の闘病生活をFBで見ていた。先ほど、彼の姉による書き込みがあり、彼の死を知った。まだ30代の前半ぐらいで、無念だったと思う。

彼のような人のためにも、ライダーハウスは続けたかった。あの夜、俺たちは最高に楽しかったじゃないかと思うからだ。だけど、ライダーハウスは閉鎖し、私は歳を取った。同じ職場で働く旅人を、経費ワリカンで一緒に生活していたけど、来年はそれもしないだろう。

ライダーハウスをやっていたかった。この気持ちを、誰かに説明しようとは思わない。何も知らない人は「たった数日いただけの客じゃないか」と言うだろう。そりゃそうだ。「あんたの承認欲求だよ」と言うだろう。間違いない。「おだてられるのが、気持ちいいんだろ?」気持ちよかったんだ。ライダーハウスの文化とか言い出して、自己弁護をしていただけ。「金にならないなら、それは趣味だよ、意味がない」と。

金にならない、無為な事。それに金をかけたり、人生をかける。それが楽しかったのだ。ボンボンの趣味であり、甘えである。批判されることを覚悟で言うなら、有り余る才能を使っていたのだ。私はライダーハウスの天才だった。ぶっちぎりにすごい奴だった。じゃなければ、あんな楽しい夜を演出できたりはしない。伊藤若冲と肩を並べるライダーハウスの大天才だ。

あの夜は、それぐらい楽しかったよね。おつかれさま。

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