60㎏の朝

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千円札にもなっているのに、夏目漱石を読んでいなかった。「こころ」ぐらいだ。だが先日「三四郎」を読んで印象が変わった。「こころ」はものすごく繊細なお話だ。Kの儚さ、純粋さと、先生の汚さ、醜さ、人間臭さの対比。でも三四郎はブログの延長みたいな感じで、とても読みやすい。その読みやすさってすごい。言葉の芸術作品なのに、スっと頭に入ってくる。ってことで漱石ブームがやってきていて、今「坊ちゃん」に夢中だ。この作品はタイトルが悪い。全然坊ちゃんじゃない。日本社会のじめじめしたところを、痛快にぶった切る話だとおもう。

仕事は今日も60㎏のコメ袋を何とかする日。デカいミシンを使って、60㎏を作る。そのときに使う秤はアナログで、ほら、天秤みたいな感じのヤツ。ものさしっぽいのが横にミョーンと伸びていて、その先にぶらぶらとおもりがぶら下がっている奴。それに対応した重さになったら「ふわっ」とものさしが浮かんで、ふわふわとしたら設定した重さになるというもの。電気を使わなくていいんだ!」と驚いた41歳。60キロをガンガンのっけても壊れる心配がないシンプル設計。いい道具だな。そして、いい仕事だ。腕が筋肉痛。これはいかんと思う。腕ばかり使っているということだからだ。もっと足とか、腰とか、背中とか、指とか。全身をすべて使わなければいけない。腕だけのチカラなんてたかがしれてる。頭を使え、頭を。

仕事は早く終わった。風呂に入り、メシくって、ワインを飲んで寝る。3時に起きる。4時にPCをつけて仕事にとりかかった。結局3時間ほどで3000円の仕事を一つやった。BGMはテレビのクラッシック特集。毎朝、何らかのクラッシック番組をやっている。ベートーベンやモーツァルトよりも、バッハが好きだ。オーケストラよりも、ピアノソナタとかシンプルなものがいい。朝に合う。この美しく、贅沢な時間よ。

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