参入障壁を登る

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「ノザワさん、これ見て」と職場の上司が紙をくれた。

旭川のフォークリフト免許が取得できる教習所のコース料金表だった。大特と車両系建設機械とフォークリフトのセットで19万円。1か月の給料が飛ぶ。おお・・たっけえと思った。教育訓練制度を使っても16万円。さらに、大特と車両系をとっても、除雪の仕事があるとは限らない。自分に適性がないかもしれない。ギャンブルなのだ。フォークだけなら5万円ほどで取得できるところもある。それだけやって、あとはスキー場とか、夜警とか、ライター本業とか、冬を越す方法はある。

だが、20万?いいじゃないか!という感情が沸き上がった。なぜなら、こんな話を思い出したから。昔、経済学部の大学生だったのだけど、参入障壁について聞いたことがある。たしか、サントリーがビールを作り始めた時の話だったのだけど、そんなことが可能だったのは清涼飲料水のネットワークを持っていたからということだ。当たり前じゃないかと思ったけど、その壁はとても高い。

どんな美味しいビールを作っても、全国的に売りまくれるネットワークがなければいけない。たしか、初期のマグナムドライはクソまずいことで有名だったけど、改良を重ねてもうそんなイメージは無い。プレミアムモルツや金麦を愛してるひとは私を含めていっぱいいる。

そんな話はどこにでもあって、例えば、レンタルAV。高橋がなりがソフトオンデマンドを作って、レンタルビデオを置いてもらおうとしたのだけど、ビデ倫に加入するには同業他社の2社以上の推薦が必要と知り、セールに切り替えたということだ。業界のぬるま湯をぶっ壊そうとしているソフトオンデマンドが、2社以上の推薦なんて得ることはできなくて、それはそれは大変だったとのこと。

参入障壁。それを登らなければ、戦うことすら許されないのだ。免許を取得するのに20万?きついなあ・・・でも、きつければ、きついほど、諦める人が多くなる。障壁を登る人が減れば、その先はセンス、努力、資質の壁。その壁を登れれば、さらに人は少なくなるだろう。

需要と供給のバランスだ。除雪仕事の需要と、除雪機械を運転する人の供給によって賃金が変わる。だから「いいぞ!苦しいぞ!厳しいぞ!」と思うのだ。誰でもできる楽な仕事なんて、すぐに煙のように消えてしまうのだ。人を選び、努力が必要で、排他的な方がいい。そこには、壁を登った人だけがいる。

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元ライダーハウス蜂の宿管理人のブログ

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