ライダーハウス取材の旅:1日目:とままえふれあいハウス

北海道のライダーハウスを巡る旅

ライダーハウスを取材して、紹介する記事を作ることにした。仕事がひと段落したので時間もある。今後の人生を決めるって意味でも、いま旅に出るのはいいと思ったのだ。

車に車中泊のセットやカメラを積み込んで出発。強風のなか留萌に到着した。だけど、管理人が捕まらない。ここは自転車屋さんが代表となって有志が運営している無料のライダーハウスなのだ。見切り発車だったことをちょっと悔やむ。せめて前日アポとっとけばと思った。仕方ないので外観を撮影して、駅まで歩いて、市場とかをブラブラする。ピクルス屋さんがあった。愛想のいいお姉さんで、ライダーハウスの事を言うと「とりあえず行ってみたら?」とアドバイス。ピクルスを買う。歩いて自転車屋さんまでいくが、やはり休み。自宅もあったけど、やはり遠慮した。自分のミスだ。アポはちゃんと取ろう。

次は苫前だ、電話する。すると「いいよいいよ」と取材オッケー。「1時間後に行きます」とおロロンラインを車で走る。とても風が強く、日本海が荒れ狂ってた。

苫前の古丹別という、やや内陸に入ったところに町があり、ライダーハウスがある。電話すると管理人さんがやってきてくれた。この人が凄かった。この街で印刷業を営んでいらっしゃるのだけれど、10代の時から世界を放浪。各国でバイトをしながら50か国をまわる。ライダーハウスは行政が主導となって空き家対策を打ち出し、その受け皿というか実行部隊としてNPOを設立。そして懇意で貸してくれている物件でやっているという。「ビジネスとしては不可能だよね」とおっしゃったが完全に同意。だけど世界中でお世話になった恩を返すためにやっているという。

物件はとてもきれいだった。これ以上は望めないレベル。「悪質な人とか来ませんか?」と質問したら「ブラックリスト化してるから」とのこと。常識を外れた行動をする人は積極的に除外する。それは正しい営業方法だとおもう。そして、利用してくれる人にはこれでもかと苫前の良い所を伝えるらしい。

オロロンラインをドローンで撮影したり(国交省の許可の取り方も教えてくれた)ウニやメロンの美味しいのが苫前にあつまるからと振る舞ったりするらしい。BBQなどのセットも貸し出していて使えるということだ。ドローンのビジネス化について意見を交換した。とても参考になった。

「おれももう少し若ければいろいろやるんだけどなー」と言う。社長は御年70代らしい。十分にエネルギッシュだと思った。とくに羽幌経済圏に飲み込まれないため、苫前でグループを作った話がすごかった。寺や大工を巻き込んでグループを作る。すると葬式の後、必ず空き家の問題が出てくる、じゃあ大工紹介するよとグループの寺がグループの大工を紹介する。よくできていると思った。NPOについても興味があったので質問した。必ず行政主導でなければならないだろうとのこと。個人が動いても国は知らん顔する、だから行政が動いて、その受け皿としてのNPOが求められるとの事。だけど空き家問題はすでに国は興味を失っていて、次は解体の方向に動くだろうということだ。

みっちり話し込んで時間を忘れた。そして、この旅に出たことが正解だと感じだ。人と話すのは面白い。社長と話して、俺は何か成長したと思う。社長のアイデアを美瑛町でやるだけでも面白そうだ。心がワクワクしているのを感じた。

コロナについても少しお話をさせてもらった。社長が何よりも恐れているのは、ライダーハウスが原因でコロナウィルスが広まったと噂されることだ。なにより小さなコミュニティである。魔女狩りは自然発生的に燃え広がるだろう。

コロナを恐れて鎖国するようなコミュニティにはどのみち未来はないと思うけど、ライダーハウスの営業はその辺問題だよなあ・・さっさと薄く広まってしまえば、問題はないのだろうけど、そんなこと言ったら怒られる。

社長とお別れして、苫前の図書館に入る。しまっていた。従業員さんがやってきて「コロナの影響で閉めているんです」とのこと。なるほどね。ロビーのテーブルを借りて、いまこれを書いている。この町のどこかで眠らなければならない。できれば充電できる場所を探さなければ。

海沿いにある温泉施設「ふわっととままえ」に移動。500円で22時まで入れる。コンセントも発見した。ここで限界まで暖まってから充電、仕事をして車中泊する予定。明日はもう一度留萌にアポを取ってみる。人と会うのはとても面白い。

ふわっとの休憩室「風」の書がとても好き

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