コロナ禍の先に求められる宿泊業とは

田舎の奥地にある一軒家で民泊を営業している人に聞いたのだけれど「コロナでもべつに影響は少ないよ」とその人は言う。「なんで?」と思う、そりゃそうだろう。今回の騒動が厳しくないはずがない。「確かに予約は減ってきているけど、基本的に非接触だからね」とのことだった。そうなのだ。

料金の支払いをカードやネットでやれるようにしておけば、田舎の一軒家には需要がある。それも観光地でもない、生活に不便な田舎でもだ。お客さんに直接聞いたわけではないのだけれど、コロナ疎開というキーワードが流行ったことからも、都会のような人口密集地帯からは逃げたいよね。完全リモートワークができて、かつ家族をもっているなら、田舎の一軒家に住み着こうとするのは自然な発想ではないか。

「移住先で差別を受けるかも」という心配もあるだろう。だけど、それは本当の田舎のリモートワークを知らない人だ。私も美瑛町に引っ越してきて10年。居酒屋を通して多くの町民の方と知り合ったけど、皆良い人ばかりだった。それなのに「美瑛の人間は・・・」と地元の人は口をそろえて言う。これはなんなのだろう?と考えたことがあったのだけれど、おそらく1人のイヤな人がいれば、その人の存在が大きすぎて無視できなくなってしまっていると思われる。そんな人は無視すればいいのだけれど、無視できないから「美瑛の人は・・」というセリフになるのだ。リモートワークが可能で、なおかつ子供がいない(子供がリモート学習できる環境である)人ならあまり心配はないんじゃないか。なんといっても隣人との距離が遠い。これからは、他人との距離が商売になる。直接人とかかわることに、潜在的な不安やリスクが生じるだろう。

だから宿泊業は、自然と個室で他人との距離が離れている形態に変化するだろう。それも大きいホテルなどはどうしても不利にならざるを得ないから、田舎の一軒家とか普通にイケるんじゃないかと予想しています。それを仲介する業者、リハウスする業者、なにより受け入れる社会、そんな未来はきっと数か月後にはやってくるんじゃないかなと。そうゆう一軒家を人に貸すのに、やっぱり旅館業法はひっかかってくるのかしら?たぶん引っかかるんだろうなあ。

とりあえず、水とトイレが使える駐車場をつくって、漫画やネットがゆったりできるソファーを置いて、なぜか雀卓がある休憩所があるのはどうだろう。つまり道の駅を作ってしまえばいい。テントとか張っても構わないし、それは関知しないんだぜ。なぜか、サンバーの廃車が並んでいる駐車場でもいいではないか。

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