もう、何もいらない

解体清掃の作業もついに終わりが見えてきて、あと1週間もあればすべて終わる。朝からだらだらと片付けをした。「もう、終わってしまうのか」と切なかった。これが終われば民泊の申請をする。そもそも、いまの保健所にそんな余裕があるのか不明だけど、とにかく申請をする。民泊が可能かどうかもまったく調べていない。でも、やるだけやってみる。なんていっても俺は素人なのだ。素人が調べた情報で勝手に絶望して動かないのは滑稽だ。

非常に天気がいいので、昼からカヤックでもやろうかな?とアクションカメラの充電を始めたところで電話があった。大家さんから畑の手伝いを打診される。ちょっと残念だったけどカヤックを諦めて昼から畑。土を掘り返す非常にシンプルな作業で、足腰に来る。ジリジリと太陽に焼かれながら3時間汗を流した。野菜をたくさんもらって、それでラーメンを作った。とてもうまい。畑作業の素晴らしい所は、こんなふうに気分がスカッとするところだろう。川は逃げないが、畑のスケジュールは進むしね。アスパラやネギを体に入れると、活力が湧いてきてビールを流し込み解体作業を再開した。午後7時。

日が地平線に落ちるのを眺めながら、物を動かしていた。物を動かしながら、働きながらライダーハウスの管理をするイメージをする。かなりきついのは間違いない。だけどやったことがないことを勝手に想像して、一人で絶望する意味は無い。やらなければ、何もわからない。働きながら、ライターをして、ライダーハウスの管理もやる。そんなことが可能かどうかは、まったくわからない。まったくわからないからこそ面白い。ワクワクしてきた。星も出て来た。もう、何もいらないなと思う。死ぬまでこんな気持ちをキープできれば、もう何もいらない。金で買えるものは特にいらない。だいたい買ってしまったのだ。パラグライダーやバイク、スキューバやカヤック、車や家まで買ってしまった。このライダーハウスが買えるかどうかはわからないが、もし運命というのがあるならば買えるのだろう。それはお天道様が決めることじゃないか。俺は購入の意志をみせたぞ!さあ、どうくる?と、空に向かって問う。麻雀で例えるなら、テンパイまでが人の仕事、アガリまでの最後の1歩は運。

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