地獄をエンジョイ

Uncategorized

先日ハロワに行って2件の申し込みをしてきた。さっそく先方から電話があり面接の日にちを決めてもらう。「25日ではいかがですか?」「はい、大丈夫です」と電話を切ってから確認する。スーツをクリーニングに出していたのだけれど、その仕上がりが26日。・・・・買うか。仕方ない。どうせ20年前のスーツだ。就活記念に新しいのを買ってしまおう。ということでまずは「しまむら」に行く。あふれるお得な商品の片隅にそれはあった。紳士服コーナーに申し訳程度にあるスーツ。それはなんというか、就職活動リクルートスーツとはちょっとちがっていて、ホームをレスした人が山下公園で将棋を指しているような感じの似合うスーツだった。これを着ることで確実に1歩、就職から遠のく気がしたのでスルー。ネクタイだけ買った。ネクタイはとても充実している。やはりしまむらは女の子の店。そのしまむらのライバルことベストムにいく。ベストムとは北北海道で絶大なシェアを誇る「西条」グループの百貨店で、以前しまむらに努める女の子に「ライバルってどこ?」と聞いたときに「ベストムです」と答えたことを覚えている。ベストムにもそれはあった。あふれる作業着コーナーの一角に、申し訳程度にスーツがかけてある。それはなんというか、銀行を定年まで勤めた紳士がプライベートでもこれじゃないと落ち着かないからと着てしまうようなそんなジャケットだった。確実に就職から1歩、遠のいてしまうだろう。仕方ないので靴を買った。ベストムでこよなく愛しているまんぷくやというところで290円の塩ラーメンjンを食いながら「さて、スーツはどこで売っているんだろう?」と調べる。あお・・・とか、はる・・・・などの山がつく、日本全国どこにでもある紳士服のお店にいけばいいのだけれど、ながらく自営業なんてしてきたからあれらのお店にはどうも慣れない。そこで「ユニクロ」に行ってみることにする。ユニクロならなんかありそうだからと車を走らす。塩ラーメンをエネルギーにユニクロについて、体温を測る列に並び入店。スーツははて、あった。上下で10000円ほどだったが、もう仕方ないだろう。新卒のフレッシュマンが最終面接に行くわけではない。42歳のおっさんがハロワから紹介してもらった就職先に1度だけの面接で使うものだ。これでいい、あとはこれを着て写真を撮ろうと思ったら、美瑛町の1つだけある証明写真が動かなかった。くそ。ボックスに書いてある番号に電話してみるが、メンテには数日かかるだろう。

面接に向かっての準備は終了。志望動機や業界研究はあまりやらない。面接官へのアッピールポイントを精査したりもしない。ちょっと展開が早すぎて気持ちがついていかないのだ。先週まで、自分が就職するなんて考えていなかった。今月中に民泊申請をするぜ!ぐらいしか頭になかったのだけれど、あれよあれよと流れに乗ってしまった。仕事をこんな簡単に選んで希望していいのだろうか?もちろん選べる立場ではないのはわかっているけれど。「・・・いいか」と思う。ライダーハウスが無くなってから、自分のやりたいこと、残りの人生の使い方について何度も何度も考えた。これ以上、やりたいことはない。というのが結論だっライダーハウス以上やりたいことがないんだ。だから働こう。なんだっていいんだ。ライスセンターでもたまねぎ工場でも、ライターでも郵便配達でも。正社員でもバイトでもいい。働くことで人間はちょっとだけマシになれる。魂の修業ができる。辛くて苦しいなんて当たり前だ。いじめられたり、笑われたりするのも給料に入っている。苦しくて、苦しくて。そんな場所こそいい。そこには他人に取り入るだけが上手なアブラムシはいない。真冬の北極点のように寒ければ楽をしたいだけの人間は生息できない。寒さに向かっていけ。辛さを享受しろ。仕事の本質はそこにある。つらく、くるしく、消耗すればするほど、それに対応した筋肉がついていく。キーワードは地獄をエンジョイ。

コメント