ライダーハウスの皮算用と挫折

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郵便局で保険の営業が出来ず、主任昇進試験の面接練習の時に局長に退職を願い出た。俺は28歳で、3年間すべてのエネルギーを仕事に投入したがまったく売れなかった。保険を売るための大切なギアがかけていて、どんなにエンジンを回しても動力につながらなかったのだ。「やめます」と言ったときにボロボロ涙がでてきた。あの挫折は今でも覚えている。

あれから15年ぐらいが経過して、再び挫折感を覚えている。ライダーハウスの土地は田んぼだった。当然建物の登記すらない。これから農業委員会にかけて宅地にして、それから図面を引いてもらって登記する。それはただの店子であり、不動産の素人である私にとってアウトオブビジネスな話だ。誰に聞いてもできるかもしれないし、できないかもしれないという。それよりも、どこか別の場所でやる方が早いだろう。

ライダーハウスの皮算用をしてみる。たとえば、1泊500円で5人がいるとする。1日2500円で1か月75000円の売り上げ。諸経費を引いて5万円が利益となり、それが長く見積もって5か月続いたとする。すると年25万円の売り上げとなるのだ。仮に300万で手に入れたとして、ペイできるのが12年後。その間に物件は壊れてしまうかもしれない。

そんな商売に数百万を突っ込むことはできない。つまり、ライダーハウス存続の条件は、いま、この状態で、営業ができるようにすることだ。それが出来ないなら、どこかの民家を50万ぐらいで購入して始めた方がマシだろう。そんなスピード感が求められるのだ。

そんなわけで、今回ばかりは挫折感を味わっている。今日の様な雨模様の天候で、解体作業も進まない日は特にだ。夕方から就職の面接があり、それに向かってとぼとぼと情報収集をしている。とにかく、あらゆる不要なものを捨てて、身軽にならなければならない。そうでなければ次に進めないのだ。郵便局を退職することでライダーハウスと居酒屋がやってきたように、ライダーハウスを手放すことで新しいなにかがやってくるのを期待している。

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